花粉症の基本
花粉症の原因
花粉症の症状
花粉症の対策
花粉症対策のお勧め商品
春のむずむずのためのハーブティー。アレルギー緩和などに用いられている各種ハーブをブレンドしたハーブティー。 |
花粉症の薬の種類と特徴
花粉症の治療に用いられる薬は「坑ヒスタミン薬」「ステロイド剤」などが代表的な所。症状の重症度によってそれぞれ処方されます。これら花粉症の治療薬は市販されていますが、自分の症状に対して効果的に作用させるためにも、専門医の診断を受け処方されたものを服用する事が理想的です。
【坑ヒスタミン薬】
坑アレルギー薬の中で最も代表的なものです。 抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンの働きを抑える事で、花粉症の4大症状と言われる「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目の痒み」を緩和します。内服薬、または点眼薬か点鼻薬などの使用方法があります。症状が現れ始めた初期の段階で処方されるのが一般的。症状が重症化してからは効果が期待できない事もあります。また、眠気や、めまい、全身倦怠感、口渇、下痢、便秘などの副作用が見られる場合も。服用する場合は医師の指示に良く従いましょう。薬局で購入する事が出来る抗ヒスタミン薬もありますので、その場合は薬剤師の方に相談するなど成分を良く確認して購入すると良いでしょう。
第1世代ヒスタミン薬 | ・服用後は数時間以内で効果が出るなど即効性がある |
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第2世代ヒスタミン薬 | ・服用後は数日から1週間以上で効果が出るので即効性はない |
ポララミン | 代表的な抗ヒスタミン薬(プロピルアミン系)。鼻水やくしゃみを抑える作用がある。鎮静作用が少ないため第一世代の中では昼間の投与に適しているが眠気を誘う場合も。 |
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ぺリアクチン | ピペリジン系。鼻水などの症状に処方される。食欲中枢を刺激するため、食欲増進や体重増加に注意が必要。全身倦怠感や眠気、口渇、下痢、頻尿などの副作用が出る場合も。 |
ザデジン | 気管や鼻粘膜の過敏性を抑える作用がある。眠気や口渇が見られる場合も。 |
ニポラジン | くしゃみや咳、かゆみなどに有効とされ、気管支喘息/アレルギー性鼻炎への作用に期待できる。ただし眠気が出る場合も。抗ヒスタミン薬の中では比較的効果の持続時間が長いのが特徴。 |
タベジール | アレルギー性疾患、鼻水に有効。抗ヒスタミン薬の中で即効性が高いとされる種類。眠気が見られる場合も。 |
アタラックスP | ピペラジン系の鎮静薬/制吐薬として処方される。鼻水やくしゃみなど代表的な花粉症の症状の他、不安や緊張、うつといった神経症の症状にも効果が期待できる。ただし、口渇や眠気、全身の倦怠感、食欲不振、肝機能障害などの副作用を引き起こす場合も。 |
セルテクト | 気管支喘息の症状安定の補助薬として処方される場合も。副作用の眠気に注意。 |
ゼスラン | 喘息やアレルギー性鼻炎の症状に作用する。抗ヒスタミン薬の中で効き目が長いのが特徴。ただし、口渇があったり便秘や下痢、眠気などが見られる場合も。 |
ちなみに、2014年に行われたアンケートで「医者が実際に行っている花粉症対策や薬」というものもあります。こちらもぜひご一読ください。
【ステロイド剤】
ステロイドとは、腎臓内にある臓器「副腎」の外側にある「皮質」で作られるホルモンの事。ステロイドが度々「副腎皮質ホルモン」と呼ばれるのはこのためです。様々な体内の問題に対応する物質として私たちの体内で絶えず生成されており、体の活動には必要不可欠な成分です。そして、この副腎皮質ホルモンを化学合成して作られたものがステロイド剤で、様々な疾患の治療に使用されています。花粉症の治療としてもステロイド剤の投与は、点鼻薬、点眼薬、内服薬、注射などで行われ、鼻水鼻づまりなど鼻の症状に効能があります。
:点鼻薬/点眼薬
点鼻薬などの局所ステロイド剤は、鼻水や鼻ずまりなどの症状改善のため花粉の飛散時期に合わせて使用します。局所ステロイド剤は、ステロイド注射などの全身ステロイド薬に比べ副作用の影響は少なくて済みます。花粉症の治療としては安全でしかも効果も期待できます。とは言え使用の際は当然ながら医師の診断に従って行いましょう。
:内服薬
内服薬ステロイド剤(経口ステロイド剤)は、抗ヒスタミン剤との配合剤として使われるのが一般的です。花粉症の症状が重症化した後でも、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤に比べ高い効果が得られます。ただし即効性がないため、しばらく継続的に投与を続けなければいけません。しかしそうなると高い効果が期待できる反面、ステロイド剤特有の副作用が生じる場合も。内服薬ステロイド剤はの服用は2週間前後にとどめるなどして、長期の使用は控えた方が良いでしょう。
:ステロイド注射
花粉症をステロイド剤を注射で治療する方法です。長期間の服用が必要な内服薬と違い即効性が期待できる注射で治療をする事が出来ます。しかし、様々な副作用などが懸念されるため、耳鼻科のガイドラインに入っていない危険性の高い治療法です。一度治療を始めると中断が難しくなる治療法ですので、万が一ステロイド注射を受ける場合は医師の相談の元、副作用など危険性を事前に十分把握した上での治療が必須となります。